過去問の活用

主たる受験者はIELTSアカデミックを受験することになるのでアカデミックモジュールのことを詳述していきます。パッセージは3つ出題されます。リーディングはとにかく過去問を活用することが肝要となります。なぜなら、過去に出題された問題の癖に慣れることができるからです。出されているトピックは医療、文化、歴史、文学、生態系、環境、ITなど多岐に渡ります。問題は非常に特徴的なものが目立ちます。True,False,Not givenなどの内容一致問題、パッセージから単語を抜き出す問題、パラグラフのタイトル問題、パラグラフの内容一致問題、人物・事柄の特定問題など生半可な英語力では太刀打ちできない問題になっていると言って差し障りないでしょう。過去問に取り掛かる前に英検2級のリーディング問題で満点もしくはそれに準じた点数(おおよそ9割以上)を取れるか確認してみると良いでしょう。その英語レベルに達してからIELTSに取り掛かる方がゴールにたどり着くのは早いかもしれません。

単語の暗記

英単語の暗記は非常に大切です。これはリーディング以外のどのセクションにも言えることです。それは単語を知れば知るほど、英文の解像度が上がるためです。写真を想像してみてください。画素数の低い写真より、画素数の高い写真の方がくっきりと細かいところまで見えるはずです。英語の長文を読む時にも同じことが言えます。単語力があればあるほど、英文の細かな内容まで捉えることができるようになります。単語の暗記法を様々あると思いますがIELTS受験を想定すると文章を読みながら単語の暗記をすると良いでしょう。というのは英検一級のように単語の意味を直接問う問題は出題されないからです。過去問を解きながら、知らない単語を調べながら覚えたり、文脈で覚えることを謳い文句にしている単語帳を使いながら単語を覚えていくと良いでしょう。

構文

構文も比較的複雑なものが多いです。高校2年生ぐらいまで習う英文法は完璧にしておくと良いでしょう。その上で左から右に英文を返らずに読む訓練が非常に大切になってきます。またライティングで複雑な様々な構文を使って書くとそれを読むのがあまり苦痛ではなくなるでしょう。また、逆説的なことかもしれませんが、英文法を学びすぎないことも大事になってきます。もちろん、読解に苦労しないだけの文法は大事になってきますが、英文法の問題は出題されることはないので、前述の通り、高校2年生ぐらいまでの英文法を知っている状態で読む練習が欠かせないでしょう。